第3章 はじめての・・・。
この少年はどんな思いを今までいたのだろう・・・。
まだ、齢15才の男の子であると言うのに。
「大丈夫!!あなたは化け物なんかじゃない!私はエレンと言う一人の少年に恋をしたの!・・・化け物扱いされてもいい・・・?あなたはいいかもしれないけど、あなたが傷つけられるのは私が傷つけられるのよりもっと嫌 なの!!
・・・もっと自分を大事にして・・・!そうじゃないと、私・・・。」
抱きつきながら、そう言う・・・。
「・・・ペトラさん・・・。」
そう言いながら抱き締めてくれる・・・。
「・・・俺、あなたに恋をしていいんですか?
化け物じゃなく、一人の人間として生きていいんですか?」
「ええ、もちろんよ!!」
そう言って私達はキスをした・・・。
私達のファーストキスは涙の味がした・・・。
だって、お互い泣いていたから・・・。
「・・・ペトラさん・・・。以前、幼馴染と約束していたんです・・・。巨人を駆逐したら外の世界を見に行こうって・・・!!その時、一緒に外の世界を見に行きませんか・・・?」
「素敵な約束ね!!是非一緒に行きましょう!」
「はい!約・束ですよ!!」
そう言って私達は指切りげんまんをした・・・。
これから起こる災難を知らずに・・・。