第1章 この気持ちは何なんだ・・・。
「・・・・・・恋の病・・・?」
「つまり、君はペトラさんという女の人を好きになってしまったんだよ!!」
「えっ!?俺がペトラさんを!?」
「そうだよ!!その証拠にペトラさんのことを考えると胸がドキドキしてるだろ!!」
「なるほど・・・。俺はペトラさんを好きになっていたのか・・・。」
戸惑いを隠せないと同時に俺は・・・。
「・・・どうしたの?」
「いや、俺みたいな、ば、化け物が人を好きになっていいのかな?って・・・。」
「エレン、誰が君のこと化け物って言ったの?」
「いや、それは・・・。」
「誰も化け物なんて思ってないよ!!
もし、誰かが君のこと化け物って言ったら・・・。」
アルミンの表情がだんだん怖くなっていく。
「・・・それで、エレンはどうするの?」
急にアルミンの表情がもとに戻り、話を変えられた。
「どうするって、なにが?」
「気持ちを伝えるかだよ。伝えないの?
思いは早めに伝えた方が良いよ。」
「・・・・・・。じゃあ、1回伝えてみる!」
「うん。それが良いよ!」
「それじゃあ、もうそろそろ時間だし帰るな!!
相談のってくれてありがとな!!」
「ううん。また、会おうね!!」
そう言って、俺は幼馴染と別れた。
「・・・アルミン、どうしてエレンの恋を応援したの?」
「僕だって、僕達の所からエレンを離したりしたくないよ。でも、エレンに悲しい思いをさせたくないしね・・・。まあ、ペトラさんって人が良い人じゃなかったら、またいつものようにしたら良いんだよ♪」
「・・・分かった。」
そういうアルミンはやはり恐いと思うミカサだった・・・。