第1章 この気持ちは何なんだ・・・。
「おい、さっさと行くぞ。」
返事もせず、俺は歩く・・・。
あぁ、なんでこんな時に昔のことを思い出すんだろう・・・。
そうこれはあの時・・・。
「なぁ、アルミン・・・。最近胸がドキドキするんだ・・・。病気なのかな・・・?最近色々あったし・・・。」
「えっ、大丈夫?」
俺がリヴァイ班の一員になって数日・・・。
そうじなど、一通り落ち着き始めたある日・・・。
俺は久しぶりに幼馴染に会え悩みを相談していた。
「エレン、病気になったの?大丈夫なの?」
「ミカサも考えてくれよ。病気じゃないかもしれないし・・・。」
「で、どんな時に胸がドキドキするの?
もしかしたら、不整脈かもしれないよ。」
「んー。ある女の人を考えたらかな・・・?」
「「・・・・・・」」
「ん?どうした?お前ら二人にしか頼れねーんだって!!・・・俺は病気なのか?」
「エレン・・・。これは病気というか・・・。」
「あなたを陥れた女狐は誰!?
・・・削いでやる・・・。」
「おい、おい、ミカサ落ち着けって!」
「まぁ、その女の人はペトラさんって言って・・・最初は、お姉ちゃん♪みたいな感じだったんだけど・・・なんか最近どうしようも言えない気持ちになって・・・。
俺は病気なのか!?」
「エレン!!君は、君は・・・恋の病にかかってしまったんだ!!」