第12章 望まれない再会
滅多に来ない伝書鳩がきた。そしてモントゥが鳩についている手紙をとる・・・。今、送ってくる人物と言えばあの2人しかいない・・・。
すると、モントゥが・・・
「・・・な、なんだって・・・!?」
と、急に声をあげた
「・・・どうしたんだい・・・?」
私がそう聞くと返ってきた言葉は衝撃的なもので・・・
「急遽、壁外調査が行われる事になったらしい。
しかも・・・もう壁外にでてるって・・・」
「・・・ってことは、もうこっちに来るかもしれないってことかい!?」
今まで黙っていたドゥンケルが急に喋り出した
「・・・爪が甘かったか・・・。あいつら、俺達がスパイを潜らせていることを知っていやがった、それで壁外調査を急にすることによって俺達か・・・エレンを壁内に連れ込む作戦か・・・!
・・・アニ!!エレンを探しにいけ!もしかしたら連れて行かれる可能性があるし、あいつは記憶が戻りはじめる予兆がある・・・調査兵団に会った場合、記憶が戻るかもしれないし、連れて行かれる可能性がある・・・どちらにしろ最悪だ。
あいつらに会う前に連れて帰って来い!!
・・・今までのが全て台無しになるし、もう一回精神が崩壊するかもしれねぇ・・・。」
「・・・!?・・・分かった・・・!」
「モントゥ、お前はここにいろ。」
「なんで!?」
「・・・途中でエレンが帰ってくるかもしれねぇ。そんな時誰がエレンの相手をし俺達に知らせるんだ?
それに、お前にはみんなの中継点になって欲しい。」
「・・・分かったよ・・・。ドゥンケルがそういうのなら・・・。」
「あぁ、頼む。じゃあ、俺も探しに行くから留守番よろしくな。」
(モントゥに調査兵団を会わすわけには・・・)
そんな、ドゥンケルの気持ちは私は知らず私とドゥンケルはエレンを別々に探しに、モントゥは家で待機することになった。