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私、先生に愛されてます【R18】

第10章 約束


お風呂から上がると

「髪乾かしてあげる」

如月の家でお風呂に入る時はいつも如月が髪を乾かす


「ここ座って。」

と言われソファーに座る遥

機会の荒々しい音を立てドライヤーを使いこなす如月


「お前、髪伸びたな」

「もうそろそろ切りたいんですけどね」

「そーいやお前のショートとかボブ見たことねーな」

「そうでしたっけ?」

「切ってほんのちょっとだろ?」


考えてみれば1年生の時からロングヘアのままである


「でも、もう冬なので切るのはもう少し先ですね」

「俺はどんな髪形でもお前に似合うと思うけどなー」

「そうですかね…」

「うん。俺のお嫁さんだから」

「え…気が早いですよ」

「そう?でもお前もう結婚できる歳だぞ?」


とドライヤーを動かしながら顔をのぞきこむ如月


「結婚するって私、言ってません」

「ふーん?ちょっと嬉しそうにしてるの知ってるけど?」


「え?」


「お前、この間学校で友達に未来の旦那さんとの結婚の話してただろ?」


というのも最近、クラスの女生徒と遥は結婚するならどういった披露宴がいいかや、旦那さんはどんな人がいいかという話しをしていたのだった


「っ!…なんで!?」

と振り向く遥

「こらこら、前向いて。ちょっと聞こえた」

微笑みながら言う如月


「私はーたくましくて、いつも笑顔な人と少し大きなお家で2人で暮らすのがいいなーって。素直に俺って言えよー」

と調子良さげに言うと


「ば、バカ!そんな事言ったらバレます!」


「えーもうすぐ卒業だからバレてもいいと思うけどなー」

「私が嫌なんですよ!」

「ふーん?俺のこと言ってたのに?」

「言いましたけど…」

「ふふん」

珍しく認める彼女に幸せを感じる如月


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