第9章 先生、教えて
ガチャ――
「ただいまぁー」
七瀬との話し合いのあと、彼女の待つ家へと帰宅した
「ん?…いるか?」
とリビングのドアを開けると
「……ん…」
とソファーで眠る遥の姿があった
「ふふ…待ってますって言ったの誰だよ…」
と眠る彼女に語りかける如月
「ありがとな。お前のおかげでスッキリ出来たよ。ほんとにお前、成長したよな」
そう言い遥をうっとり眺めていた
「こんな無防備な可愛い顔して…これからもずっとお前といさせて、ずっと愛してる」
そう言いぐっすり寝ている遥の口にキスをした
そして遥を抱え、布団へと運んだ
次の日の朝
遥が目を覚ますと横にはスヤスヤと眠る如月の顔が見えた
「ん…ベッド…?」
遥を抱きしめ寝ている如月の顔を見て少し安心した
「昨日はちゃんと話せたんですね。」
そうしてベッドから出ようとすると
「…いかない、で… 」
と如月がぎゅっと遥の体を強く抱き締めた
「っ…!」
如月はなにかの夢を見ているようだった
「…もう、仕方ないですね。」
といい遥はもう1度布団へと体を入れ直す