第8章 これからのこと
次の日、学校では
「おはよー遥」
と遥の元へ駆け寄る尾崎
「おはよ…」
「あれ、風邪?」
遥は体をダルそうにしていた
「うんん…なんか体が重い」
原因は昨日のセ○クスである
「バイトの頑張りすぎ?」
と尾崎は疑いもしなかった
「たぶんそうかな… 」
そして朝のSHRが終わり
「はぁ…体育あるのか」
「今日休んどく?」
「ちゃんと出席しないとね」
と言い体育には出席することにした
体操をしてから、バレーの基礎練習をしてその後男女に別れ各チームごとで軽い試合をする
「さーて、打ち負かしてやるわ」
と尾崎は得意げに言う
「遥!やってやろー」
「うん…そうだね」
そうして試合が始まると
「さぁ!行くわよー」
と相手チームからのサーブを女生徒が受ける
遥がトスを出しそれを尾崎が打つ
ズドンっとボールが地面につき遥のチームに点数が入る
「ふんっ!」
と力強いサーブを尾崎がする
相手からボールが帰ってき、尾崎が遥にトスをする
「遥!!」
と遥はバレーボールが上がった方向を見るが視界がぼやけ体も思うように動かず、その場で倒れてしまった
「遥!誰か先生呼んで!」
と体育館に尾崎叫ぶ声が響く
「如月先生!高野さんが…!」
と女生徒が呼びに来ると如月は名前を聞いてとっさに遥の元へ走った
「遥!しっかりしろ」
と遥に駆け寄る如月
遥目をつぶったまま動かない
「先生、担架に…」
と保健委員である生徒が言う
「いい、俺が連れて行く」
と如月は遥を抱え保健室へ向かった