第6章 放課後の生徒会
「如月先生と付き合ってるのは本当?」
「…!」
唐突の質問に言葉が出てこない
「ある人から聞いたんだ、君がいつもこの生徒会に遅れてくる理由を…」
「付き合ってるって誰が言ってるの?」
「君、遅れる理由は先生を手伝ってると言ったよね?それって如月先生の相手をしてるんだろ?」
「…ちがっ…!」
「如月先生といかがわしいことしてるんだってね。体育教官室でコソコソと何をしてるの?」
「…何もしてないよ!」
必死に否定するも東堂は信じようともしない
「君がそんな子だなんて思わなかったよ…それとも如月先生に何か脅されてるの?」
「違う!先生はそんな人じゃ…!」
知らぬ間に如月を庇っていたことに気づく遥
(あれ?…最初は嫌いだって…)
あれほど無理やり犯され、嫌いだと思ってたはずなのにさっきのメールも先生に会いたいと勝手に口にしてた
そこで遥は如月に対してどう思っているのかを気づいた
だが、自分が認めてしまえば如月は職を失い自分は学校を退学することになると思った
「先生とは付き合ってないから」
「そう、じゃあ君のスマホ見せてよ。」
「え…?」
「見せれないということは、付き合ってるんだね?」
スマホのメッセージには如月と付き合っている証拠ばかりだ
「じゃあ、誰にも言われたくなければ…先生に別れよって送って?」
「え?…」