第6章 放課後の生徒会
遥は夕日が差す生徒会室の窓辺で1人椅子に座っていた
『今週の土曜日、暇?』
と如月からの着信が入る
このところ生徒会で忙しいだろうも気を使って土日も彼女と会うのを我慢している
『土曜は那奈と出かけるから、日曜じゃ、ダメですか?』
と先約が入っていた遥は日曜にしてほしいと促す返信をした
入学したての頃は、友達も作らず如月と毎週かのように休日を過ごしていたが最近ではし尾崎という分かり合える仲になった友達ができ
平日は生徒会で東堂と話していることが多い
『日曜は俺がダメだ…あー早く会ってエッチしたいんですけど、書記さん(T^T)』
と返信がきた
たしかにまた今週も如月とちゃんと話せてもないし家にも行けていないと遥もここに来て初めて物足りなさを感じる
『ごめんなさい。来週こそは…!』
と会いたい気持ちを込め返信をする
毎日のようにしていたセ○クスは3週間もしていないとなると変に気持ちがしんどくなってしまった
せっかく如月に合わせてできるだけ体力をつけようと毎日ランニングや腹筋、腕立て伏せ、更には体を柔らかくする体操などわかる範囲でずっと如月のためにしているにも関わらず、結局会っていないため成長しているのかが分からずだった
「…早く会いたいなー」
「誰に会いたいの?」
「え?…」
と後ろを振り向くと、東堂が入ってきたところだった
「ふふ。ちょっと驚いた?」
微笑みながら東堂が言う
「本当にびっくりした。今日は遅かったけど何かあったの?」
「あぁ、ちょっと話しててね」
「はなし…?」
「うん。すこし大事な話をしてたんだよ」
「そっか、それなら仕方ないよね!」
「ごめんね…」
「ううん。全然いいよ」
と二人は可愛い会話をする
「じゃ、今日はこの辺で終わろうか。」
「うん。」
と生徒会の仕事を終え、帰るために筆記用具や資料の片付けを始めようとした遥
そのとき
「ねえ、高野さん」