第5章 初めての体験
それから1分もしない内に
『お、手伝いとは偉いぞ♡でも、2人きりだったんじゃないだろうなー?』
と返信がくる
『すみません生徒会長から手伝って急に欲しいと言われて...他の人にも声をかけたそうなのですが、来れたのは私だけだったみたいです。』
と返す
また1分も経たないうちに
『それ、本当?本当はお前しか呼んでないんじゃないの?』
と疑いの返信が来る
『生徒会長は真面目な方ですよ。そんなことはしないと思います』
如月が東堂に対しての疑いはあまり納得いかずこの返信を送った
『お前は向こうをかばうのか?真面目ってなにを根拠に言えるんだよ』
次に帰ってきたメッセージは珍しく怒っている文面だった
『先生こそ、どうして東堂くんを疑ってるんですか!私は、彼がそんなことするように思えません』
少しイラッとして送る
『もういいよ、早く俺の家に帰ってこいよ』
『ごめんなさい。今日はそちらにはいけません。』
この返信を送ってから遥はスマホを閉じた
きっと嫉妬しているのだろうと遥自身も分かっていた。
本当に会話だけをして帰ってきているし何も恋心を抱いていない。
明日、如月にちゃんと説明しなければと思った