第5章 初めての体験
次の日
朝起きて遥はスマホの画面を見る
如月先生 からメッセージが届いています。
と画面にうつる
『今日は家に来いよ♡』
ときていた
『わかりました。』
と返事をし、学校へ行く準備をする
「おはよう。高野さん」
教室に入ると東堂が声をかけてきた
「おはよう」
と返事をし自分の席へつく
「ねぇ、あの子。今、東堂くんと話したわよね?」
「え?東堂くんと?!信じられなーい!」
と周りの女生徒がざわついた
「あら、高野さんごきげんよう!」
と比嘉 も声をかけてきた
「え…ごきげんよう…?」
そう返すとニコッとして比嘉 は自分の席へつく
「ねぇ、高野さんと話したの?」
と囲いの生徒たちが比嘉 へ聞く
「えぇ、とてもいい子よ」
そんな不思議な朝を迎える遥
休み時間には何故か親しく比嘉 から話しかけられることもあった
そしてその日の夜―
如月の家では如月が遥に向き合い話していた
「ほーら、お前の好きなオムライスだぞー」
と言う。いつもなら嬉しそうに頬張るはずなのに全く反応しない遥
「腹が痛いのか?それともまた風邪か?!」
遥は下を俯き微動だにしない
「なぁ、頼むから何か言ってくれよ、どこか悪いなら薬買ってくるから」
と遥の後に回り、顔を近づけ、続ける
「そんなに、俺の美味しい料理食べてくれない悪い子にはお仕置きしちゃうぞー?」
と調子良さげに言う如月
そして彼女の後に座り、ひょいっと脇下から持ち上げ自分の上へ座らせた