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私、先生に愛されてます【R18】

第4章 先生の部屋


「…え、私?」

突然のことに驚いた遥は、ハッと顔を上げる


「今、話してもいいかな?」

声をかけてきたのは東堂であった

「あ…ええ。」

話したことのない生徒からの声かけに変に緊張をした







「急で申し訳ないんだけど…僕は次の生徒会立候補で生徒会長になるんだけど、君に書記を頼みたくって」

全く考えたこともない生徒会に誘われ遥は


「…え、えっと…少し、考えさせてほしい。」

戸惑ってしまいこう返事をした


「急な事だから、もちろん考えて答えを出してほしい。ありがとう」

そう伝え東堂は自分の席へ戻る






なぜ自分であるのか分からなかったがその夜、如月の家で書記をすべきか悩んでいた


「…おーい、手が止まってるぞ」

そう如月に言われ箸を持っていたてがやっと動く

「ん?なんかあったか?…あ!俺が飯を食わせてやろうか?ほら、あーん…」

とふざけた調子で如月はサラダに入っているプチトマトを遥の口元へ運ぶ


「やめてください…自分で食べられますから。」

といつもなら頬を赤くして言う彼女が今日は、少し冷たく言い放った

「…えっ?…あぁ、わりぃ冗談だよ」

と今までの彼女の言い方の変化に少し戸惑う如月


それからの会話はあまり続かず


「なぁ…きょうの料理、美味くねぇ?」

と心配になり聞く如月


「…え? いえ、美味しいですよ」

ぼーっとしていた遥はふと我に返り答える


「お!そうか!」

美味しいと言われることに感動し顔が自然と緩くなる如月

遥はそんな如月に目もくれず、また口をモグモグと動かしどこか一点を見つめる


「お前!なんかあっただろ。教えろよ」

我慢ならず如月は問いただした

「……。先生には、関係ありま…」

今にも消えそうな声で言いかけた言葉はとまり

「…先生!」


「えっ?あ、はい!?」

唐突に大きな声で目を見つめ言われたことに驚き怒り気味で聞いたのにも関わらず、焦る如月の声は少し裏返る


「あの…相談が…」

そう彼女に見つめられ言われた言葉に内心萌え興奮する如月

「ん?なんだ?」

とても甘い声になり彼女に相談とは何かと聞く

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