第4章 先生の部屋
次の日
「先生、おはよー!」
「おはようございまーす!」
廊下では生徒達の声が響く
「おはよう!」
男女問わず人気の如月は生徒に向けて爽やかな笑顔を振りまく
「おはようございます。如月先生!」
如月の腕に抱きつき愛らしい笑顔で挨拶をする女生徒がいた
「おぉー、比嘉 !おはよう」
と比嘉 笑顔で返す
比嘉 は教室に入るまで如月の横を陣取り、他の生徒が寄りつかないように話し続けた
ガラガラガラ――
如月が教室へ入りクラス全員が席へつく
「おはようございます。今日はHRでは球技大会のしゅもくぎめについて…」
とクラス全体に向け如月が話す
そんな中、如月はチラチラと幾度か遥を見たが彼女は球技大会の話など興味無さそうにノートに向かって何かを書いていた
「それじゃあ、朝のSHRは終わり!みんな授業頑張れよー!」
と如月が言いSHRが終わる
その後も教室を出た如月には比嘉 を中心に女生徒が集まりいろんな話をする
昨日、パパがブランドバックを買ってくれたや、先生は彼女いるの?など如月は女生徒の話など興味はなく返事はいつも適当に返していた
「高野さん。少しお話よろしいですか?」
教室では遥に声をかける男子生徒がいた