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【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜

第8章 うさみみっ娘の扱い方①〜ルカの場合〜【R18】







「あれ、そういえば耳のこと途中から忘れてたけど消えてたんだね」

二人して潜り込んだベッドの中。
ふと目をやるとふわふわの白い耳が消えていた。

「え?!あ、ほんとだ!」
アリスが慌てて頭に手を伸ばしたが、その手には髪の毛しか触れなかった。

「よかったね。割とすぐ消えて」
やっと撫でられるようになったアリスの頭を堪能するかのようにゆっくり撫でる。

「うーん……でも、結局思ってた効果と違ったってことかなぁ」
「??…どんなの期待してたの?」
「ええ?!あっ、えっと、それは……な、内緒で!」
アリスは真っ赤になりながら顔を俯かせる。
その様子が可愛くて思わず笑みが漏れる。

「まあとにかく。今日のあなたはすごく、可愛かったです、よ」

もっとさらっと言うつもりだったのにだんだん恥ずかしくなって、アリスの耳元で小さく告げた。

その途端、アリスは大きく目を見開いたかと思うと満面の笑顔を浮かべた。
「ごめん、ルカ。やっぱり大成功だったみたい」
「??」

どういう意味か分からないけれど嬉しそうな彼女を見ていると俺も嬉しくなってきて、二人で顔を見合わせて笑いあったのだったーー…。





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