【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜
第7章 酔っ払いアリスちゃんと赤の軍幹部達☆
アリス「おはよう!……て、あれ??みんなどうしたの?」
翌日の朝。
食堂には珍しくヨナ、エドガー、カイル、ゼロが顔を合わせて朝食をとっていたのだが。
アリスが食堂に入ってきた途端、ヨナは顔を真っ赤にしてむせ込み、エドガーはふいっと顔を逸らし、ゼロは赤く染まった顔を隠すように俯いてしまった。
カイル「おー、アリス。昨日の酒美味かったなー。かなり酔ったのに二日酔いにもならねーとか、ほんとすげーよなー」
アリス「うん!ほんとに美味しかった!私昨日すぐに酔っちゃったみたいであんまり記憶ないんだけど、朝はスッキリ起きれてビックリしたよ」
唯一カイルだけはいつも通りだった。
カイル「まだ半分ほど残ってっから、また飲もうぜー」
カイルが言った途端、3人がバッとアリスに顔を向け、
ヨナ、エドガー、ゼロ「「アリスは飲んだら駄目!!」」
と声を揃えて言い切った。
アリス「え、…もしかして私、昨日何か迷惑かけた?」
アリスが尋ねた途端、3人は慌てたように一斉に話し出した。
エドガー「いえ、貴女が気にするようなことは何もありませんでしたよ」
ヨナ「そ、そうそう!昨日の夜は何もなかった!この俺が言うんだから間違いないよ」
ゼロ「それに俺達も多少は酔っていたからよく覚えていない。だからお前も気にするな」
そしてそのまま慌ただしく席を立ち、食堂を出て行ってしまった。
カイル「なんだぁー?あいつら」
アリス「えーっと、とりあえず私はあのお酒遠慮しておいた方が良さそうだね…」
呆気に取られつつも、『もう酔わないようにしよう』と固く決意するアリスなのでした。
終