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【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜

第7章 酔っ払いアリスちゃんと赤の軍幹部達☆





エドガー「はい、そこまで」

ボタンを外し始めた途端、エドガーに手を握られてアリスの動きはピタリと止まった。


アリス「エドガー…」

アリスはじっと上目遣いにエドガーを見つめる。

アリス「……じゃあ、エドガーがぎゅってしてくれたらやめる」

両手を広げて抱擁を強要する。

エドガー(今度はそう来ましたか)

内心アリスに警戒しながらも不思議とその要求に逆らえない気がして、ゆっくりとその華奢な身体を抱きしめーー…ようとしたところで、再びグイッとアリスに引っ張られた。



エドガー「!!」

今度は咄嗟に自分の口を塞ぐ。

だがーー…、



頰に柔らかな感触がした。

それはチュッと音を立てて離れ、アリスの唇だった事がわかる。

その途端カッと全身の血が沸騰するような感覚がしてエドガーはその場で固まってしまった。

アリスはそのまま唇をエドガーの耳元まで滑らせて、耳殻に軽く歯を立てた。

アリス「やっとキス、できたね」

エドガーの耳元でアリスは嬉しそうにそっと囁いた。


アリスの言葉を聞いた途端、エドガーは全身の力が抜けたようにその場に座り込んだ。

かつてないほど赤く染まっているのであろう自分の顔を腕で覆い隠す。

エドガー「……参りました」

エドガーは思わず苦笑しながら背部にあったソファーへと、ぐったりともたれかかったのだった。



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