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【イケメン革命】お茶会をご一緒しませんか?〜短編集〜

第7章 酔っ払いアリスちゃんと赤の軍幹部達☆




エドガーはアリスに近付くと、両肩にそっと手を置き顔を覗き込むようにして声をかけた。

エドガー「アリス、そろそろ部屋に戻って休みませんか?」


するとアリスはエドガーの首に腕を伸ばしたかと思うと、ぐいっと顔を引き寄せた。

エドガー「っ…!」

エドガーは咄嗟にアリスの口に手を伸ばしてキスを防ごうとしたが、それよりも早くヨナ、ゼロも慌ててアリスの口を塞ぐ。



………一瞬、時が止まる。



気まずそうに3人ともがアリスの口元から手を離そうとした瞬間ーー、

ヨナ「ぅひゃあっ?!」

ヨナが叫びながらバッと手を離す。

ヨナ「なっ…!ちょっ、君っ……!!」

ヨナは顔全体を真っ赤にしてアリスの口に当てていた右手をぎゅっと握りしめ、ぷるぷると震えていた。

どうしたのか、と尋ねるよりも先にアリスが動き出す。

アリスはガバッとヨナに覆い被さったかと思うと、そのままソファーに押し倒した。


アリス「邪魔をする悪い子にはー、お仕置きだよ?」

アリスは小首を傾げながらにっこりと微笑む。

その可愛らしい様に一瞬見惚れてしまったヨナは、アリスを押し返すこともなく動きを止めてしまった。

その隙にアリスはヨナに馬乗りになると、脇腹辺りに手を添えこちょこちょとくすぐり始めた。

ヨナ「あっ、…ははははは!!や、やめっ…!アリス!!」

身を捩りながら必死にヨナは抵抗するが、身体全体でがっちりと抑えこまれており、アリスのくすぐる手は弱まらない。

ヨナ「あっ…ちょっ…!ほんと、だめっ……!!」

ヨナが顔を真っ赤にして涙を浮かべ始める。

その様子を見てアリスは満足したのか、パッとヨナから離れてエドガーとゼロのそばに戻ってきた。


エドガー「ヨ…、ヨナさんっ…。大丈夫ですか…っ?」

エドガーは必死に笑いを堪えながらヨナに声をかける。

ヨナ「……何か、大事な物を奪われたような気分だよ……」

ヨナは両手で顔を覆いながらぐったりとソファーに倒れ込んだ。



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