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小さな死神

第7章 ルキア救出!いざ尸魂界へ!!


「・・・あんたが俺を・・・助けたのか・・・?」

「おや?心外っスねぇ、その言い方。まるで助けて欲しくなかったみたいに聞こえる」

「──────────・・・・・・・」

「・・・・喜助、あそこには雨竜もいたんじゃ・・」

「彼なら帰りましたよ。元々彼の傷は血はたくさん出ちゃいるが、大したものじゃない。あのままほっといても丸2日ぐらいは死ななかったでしょう。傷自体はあの場で殆ど治しました。」

「・・・・・そっか。」

「そうそう、帰り際黒崎サンのこと心配していらっしゃいましたよ。」

「石田が俺を?まさか」

「アタシは一応彼にもここで少し休むよう言ったんですがね・・・彼は言ってましたよ。

『朽木さんを救えるのは彼だけだ』」

「・・・・・『俺だけ』か。・・・・・はっ。どーしろってんだよ。俺に・・・・」

「一護・・・」

「ルキアは尸魂界に帰っちまったんだぞ!!どうやって尸魂界まで追っかけろってんだ!?どうやって助けりゃいいんだよ!?できしねーじゃねぇかっ・・・・・!」

拳を握り締める一護。

「・・・・・・ホントにないと思いますか?尸魂界に行く方法。」

「あるのか!?」

「ただし条件が一つ。アタシと一緒に戦い方の勉強をしましょ。桜花さん、貴方もです。」

「・・・・・・私も?」

「べっ・・・・なんだそれ!?修行でもしろってのか!?そんなヒマねーだろ!ルキアは尸魂界でいつ殺されるかわかんねーだぞ!そんなコトしてる間に少しでも早く・・・」

「わかんない人だな」

そう喜助の声が聞こえたとき、一護は床に寝そべっていた。

「言ってるんですよ。今のままじゃキミは死ぬ・と」

「喜助!!」

「桜花さん、貴方もですよ。今のままで敵地に乗り込もうというんですから。それは自殺って言うんスよ。「朽木サンを救うため」?甘ったれちゃいけない。

死ににいく理由に他人を使うなよ。」



「・・・・・・一護あのね、尸魂界は、刑を執行するのに1ヶ月猶予をとるの。だから充分に間に合うよ。」

「桜花さんの言う通りです。十日間アタシと殺し合い、できますか?」

「やってやろーじゃねぇか!」
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