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小さな死神

第6章 再会


☆☆~一護side~☆☆

「おはよー。今から出欠とるぞー。そして、喜べ男子共。転校生だ。二人もいる」

先生の声にざわざわするクラスメート。だが、俺は昨日の出来事で頭がいっぱいだった。昨日のあの事件のあと、家族の記憶はすり替わってるし、死神はどっかいったし。もうなんなんだ。

「じゃあ、入って自己紹介だな。ほれ、入ってこい。一人ずつ自己紹介だ」

「はい。朽木ルキアと申します。どうぞよろしくお願いいたします」

・・・・・ん?聞き覚えのある声。転校生をよく見てみると・・・・・
・・・・・・・・・昨日の死神じゃねぇかよ!!

「じゃあ、朽木は後ろのあの席な。・・・・あれ?もう一人はどこ行った?・・・・・あちゃー、はぐれちゃったかな。ちょっと探してくるからあんまし騒がしくすんなよ。」

先生が出ていく。そして、新たに転校生が来たことでテンションが上がるクラスメートたち。

「まだ、教科書がないので、見せてもらってもいいでしょうか?」

俺の隣の席に座った死神が、差し出してきたその手には

騒いだら殺す

と書かれていた。

こっ、・・・・こいつ・・・・・

俺が口を開こうとすると、

「お前らー!もう一人の転校生だ!!」

と先生が入ってきたので、俺はその死神から目を逸らした。そして、長く目を見張るような綺麗な青色をなびかせて教室に入ってきたその転校生は・・・・・

「秋月桜花です。どうぞよろしくお願いします。」

少し緊張気味で微笑む桜花だった


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