第5章 現世での生活
「わっ!!」
私は驚いて自分の足に引っかかり、後ろに倒れそうになった。
「あぶねっ!!」
その人は私を支えようとしてくれたようだけど・・・・・・
すってんころりん
私が巻き込んでしまい、一緒に転んでしまった。
「わわっ!!すみません!!」
慌てて謝る。そして、驚いてしまった。
「こぉぉらぁ一護!!お前、足に怪我した桜花ちゃんに何してくれてんだ!!それに門限はどうしたぁぁーー!!とっくに過ぎてんぞ!!この野郎ーー!!」
だって・・・・・その人は・・・・・・一瞬見間違えそうになるくらい海燕にそっくりだったから。唯一違うのは、髪の色。その人の髪は遊子よりも濃いオレンジ色だった。
「だぁぁぁーー!!こっちは除霊してきて疲れてんだよ!!それに何だよ!!門限7時って!!早すぎんだろ!!」
「なんだぁ?お前、俺が決めたルールにけちつけんのかぁーー?」
「もう!!お兄ちゃんにお父さん!!桜花ちゃんがいるんだよ!!お兄ちゃん!!いつまで桜花ちゃんの上にいるの!!桜花ちゃんが困ってるでしょ!!」
「おっと・・・・すまね・・・・」
んー、似てる!!なんか照れたときすぐ赤くなるところとかほんとに似てる!!
「・・・・えっと・・・・・」
「はっ!!ごめんね!!ちょっと知り合いにそっくりでビックリしちゃった!!」
初めて合う人からガン見されたら誰だって困るよね。反省反省。
「・・・・・ちょうどい!!一護、桜花ちゃんを送ってやれ!!桜花ちゃんまだここら辺の道分かんないんだってよ。」
「・・・・・分かった」
へ?