• テキストサイズ

小さな死神

第5章 現世での生活


私が初めて現世に来て、しかも住むことになってからやや1ヶ月がたって、ようやく慣れてきた。あのあと、私は鏡で自分の姿を見てびっくり。すごく大きくなってたの!!!まぁ、もう慣れたけど。

見た目私は高校生らしい。ジン太が教えてくれた。学校ってところがどんなとこなのか知りたいけど・・・・喜助が許してくれるかどうかが難題かなー。

「なーに、一人でブツブツいってるんですか?桜花さん。ここの掃除は終わったんですかねー?」

「あっ、喜助・・・えへへー!」

笑って誤魔化してみる。

「・・・・・ごまかしても無駄っすよ。ほら、さっさと掃く掃く!!」

ほんとうは少し誤魔化されかけたみたいだったことは、もちろん鈍い桜花は知らなかった。


「あっ!!緊急事態でございます、喜助殿!!醤油が無くなりました!!」

鉄斎さんが慌てた声が部屋にこだました。

「・・・・・・よし!!ここは、桜花さんに行ってきてもいましょうかねー。」

「えーー!!」

「・・・・千円あげますんで、お釣りは甘い物を買ってもいいんですけどねぇー」

甘い物?

「行ってきまーす!!」

喜助さんがひらひらと見せた千円札を手に取り、走り出した。


帰りは、パフェだ!!

/ 258ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp