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小さな死神
第12章 連れ攫われた青い花
☆☆~桜花side~☆☆
「ん?桜花?どっか行くんか?」
水色のワンピースに、淡いピンクのカーディガンといういかにも外出するという格好をみて真子が私に聞いてくる。
「うん!ちょっと、喜助のところに。」
「じゃあ、俺も・・・・」
「すぐそこだからいいよ。過保護ー」
私は真子にあっかんべーをして、出ていく。横目で見ると、真子も喜助のところならいいかと思ったのか座り直していた。
ほんとは喜助のところじゃないんだけとね。
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