第11章 遅い気づきと奇襲
私が瞬歩の速度を上げ、一護達の元に着いた時、ルキアが血だらけで倒れ、一護も怪我をしていた。私は急いでルキアに回復術を施す。
「......この霊圧は桜花か。久しいな。」
上から懐かしい声が聞こえた。私はルキアに回復術を施したまま、声の主を見る。
「...要。」
そこには不満そうなグリムジョーの腕を掴む、要の姿があった。
「おう。さっきの死神か。確か...桜花...だったか?今度はちゃんと本気で殺りあおうぜ」
とグリムジョー。
「私は、殺し合うのとかは好きじゃないな、グリムジョー。」
と私は笑いかけた。
「グリムジョー。無駄口たたくな。お前は罰を受ける身だぞ。」
「へいへい。...あーそうだ、死神。」
思い出したように一護を見るグリムジョー。
「俺の名前はグリムジョー・ジャガージャックだ。次この名前を聞いたときがお前の最後だ。」
そして、二人は空間の中に消えていった。