第11章 遅い気づきと奇襲
「あれー?桜花じゃなーい。こんなところでなにやってんのよあんた。」
突然後ろから声をかけられた。振り向くと、少し窮屈そうな制服を着た乱菊がいた。
「ん?そこにいるのは......あんた彼氏できたの!?」
真子を見て、乱菊が驚いた顔をする。
「そうなんですよー。よろしゅ...ぶへっ!!」
「んなわけないでしょうが。」
見事に乱菊の肘が炸裂。
「ら、乱菊。お、落ち着いて。」
私は乱菊と真子を引きはがし、
「あ、じゃあ、また明日ね。真子!!」
鼻血を出している真子と別れた。