第7章 ルキア救出!いざ尸魂界へ!!
~四番隊・綜合救護詰所/第一治療室~
ドオン
と病人やけが人ばかりいるはずのところから、大きな音が響いた。
「・・・・クク・・・・どうしても吐く気にはならんかネ・・・・?エ?斑目くん!!」
そこには十一番隊長の涅マユリが、副隊長の涅ネムを連れて、一角を睨みつけていた。
「・・・吐かないもなにも・・・俺は何も知らないですよ。旅禍の目的も行き先も何も。」
「・・・じゃあ何かネ?キミはなんの情報も得られないままただやられて帰ってきたというわけかネ?」
「その通りです。ついでに言うと、俺は敵の顔も見てないし、こえも聞いていません。だからあなたにお伝えできることはこれっぽっちもありません。」
その言葉がカチンと来たようだ。
「ならば失態に相応の罰を受けてもらおうじゃないかネ!!」
だが、その手を剣八が掴んだ。
「てめえはいつの間に他隊の奴を裁けるほど偉くなったんだ?涅」
「・・・・更木・・・・!・・・・隊長殿が来たんじゃ仕方ない。」
そして、歯がゆそうにマユリは部屋を出て行った。
「・・・聞いたぜ。負けたんだってな。・・・・・強えのか」
「強いです。」
そして、一角は一護の特徴を告げる。
「そうか。」
ニヤリと笑う剣八に一角は
「隊長、後ひとつだけ。」
「なんだ?」
「桜花が生きていました。そいつと行動を共にしています。」
と囁いた。