第7章 ルキア救出!いざ尸魂界へ!!
「なっ、なんのこと・・・・」
私はとぼけてみるが
「そのお面えらい変やねー。髪もうまく誤魔化してるみたいやけど、僕は分かるよ。」
無理なようだ。というか、髪の色まで誤魔化せているのは、知らなかった。流石喜助。ただの変なお面というわけじゃないみたい。
「で?君はなんでおるん?近々藍染隊長が迎えに行く予定やったらしいけど。」
「迎え?自分から私を現世に送っておいてよく言うー。それも出血大サービスでさー!!痛かったんだからね!!!」
「藍染隊長も辛そうやったわー。斬ってる側なのに、まるで自分が斬られたように顔を歪ませてなー。で?君はなんでおるん?」
「えっ?なんでって・・・・・ルキアを助けにきたに決まってるじゃん!!処刑とか絶対におかし!!惣右介がらみでしょ!!」
「おおっ!せいかーい。なかなか鋭いなー」
ギンは、私が被ってたお面を外す。
「・・・・・相変わらず、綺麗な髪やね。」
「・・・・・ギン、乱菊はどうするの?このまま惣右介についていくつもりなの?」
「・・・・・・藍染隊長の様子を伺うのもええけど、さっきみたいに見つからんようにせなあかんよ。」
そして再び私にお面をつけ、ギンは私から離れる。
「・・・ぎ・・・・」
「市丸隊長ーー!!」
わっ!!
「おー!イヅル。早かったなー」
「副隊長を巻く隊長なんて聞いたことありませんよ!!旅禍が見つかったそうですよ!!」
一護たちだ!!・・・・そろそろ、行かなくちゃ。
私はその場から離れて、一番近い一護たちの方向へ走り出した。