第2章 お返しは早めが良いよな?
「今日は誰も来ねェし、部屋も防音に優れてる。
存分に鳴け」
ニヤリと笑う。
「な、鳴けって...!」
「喘げって意味だけど?」
「知ってます!」
「良いから、嫌じゃねェんなら黙れ。
早く繋がりてェんだよ」
焦れたような星夜さんの表情に、胸がキュンとなる。
余裕がなさそうな顔...珍しい。
「星夜さん、好き」
クスリと笑い、告げる。
「おま、それ反則...!」
星夜さんが口元を手で覆い、顔を逸らす。
「なんで反則なの...?」
意味が分からず星夜さんの顔を見つめれば、その頬が薄らと色づいていることに気がつく。
「あ、顔赤い」
「うるせ、見んな」
可愛い、と笑えば星夜さんの唇が降って来た。
「男にそれは禁句だっつの、襲うぞ」
「襲う気しかないくせに」
「生意気」
唇が塞がれ、舌が侵入して来る。
ヌルリとした感覚に肩を跳ねさせる。
「んん...」
舌を絡められ、星夜さんと舌で繋がる。
この感覚は好き。