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隣の彼は目つきが悪い【弱虫ペダル】

第2章 break time①


こんにちは!岩元佳奈です。
相変わらず貸出係の役目は果たせていませんが、図書委員のお仕事はとても楽しいです。
なぜなら、この暇な時間を使って色々な人間関係を観察できるのです。
そして、私が今1番注目しているのは、この2人!
おさげに眼鏡が真面目な印象の女の子と、キラキラした目と寝癖のようにピョンとハネた髪の毛が可愛らしい男の子!

何年生だろ〜1年生かな〜。

「ちょっと山岳!今日はテスト勉強をしに来てるのよ!寝てないで勉強しないと」
「もー俺限界なんだけど。何かご褒美がないと無理かなー」
「ご褒美?何があったらちゃんと勉強するの?」
「うーん、そうだなぁ。委員長の手作りクッキーがいいな〜」

「ええっ!そんな急に言われても、、、」
「そーだよねー。委員長もテスト勉強しないとだしね〜」
「うー、、、わかったわよ!明日、作ってきてあげるわよ!」
「わーい!やったー!委員長、ありがとう」
「べっ、別に私は山岳にちゃんと勉強してほしいだけなんだからね!」
「はーい、頑張りまーす」

って!!くぅーーーーっ!
ハッ!思わず、机をバシバシしてしまいました。
とにもかくにも、この2人がとっても可愛いのです!
ぜひ委員長さんには頑張ってほしいです!


「岩元さん、貸出もういいよ」
「えぇっ!あの、私は何をすれば、、、」
「そーだなー。本の整理でもしてきて」
「、、、はい、、、」

何と!あの2人を観察していたら貸出係をクビになってしまいました、、、。
本の修繕もできない、貸出もできない、、、。
図書委員として終了です。
ハァ、、、図書委員として何かできることは無いものでしょうか。


ハッ!!


どうしよう!閃いてしまいました!図書委員として、生徒さんのお役に、否、委員長さんのお役に立てる方法を!!
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