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恋に恋した女の子の後日談

第1章 人の縁


朝携帯を見るとまた通知
彼女からだ
「式は2ヶ月後にあげるからね!」

いや、教えるの遅くないか
別に予定もないからいいんだけど
彼女は少し常識がないらしい。

適当に返信し
未だに返事の来ない何でも屋に行く事にした
休みの日だしたまには外に出ないと

家からは凄く近い
バイクだったら5分もかからないと思う
だけど止める場所が無いのを
念頭に入れて歩いていく事にした

思っていた通り。
道路に面していて両隣は店がある
バイクで来ていたら右往左往していた

中に人影があるのを確認して
一息吸い込み
「こんにちはー」
出来るだけ大きな声で。

「はいはいこんにちは」

朗らかなおばあちゃんが
奥からひょっこりと現れた

「求人見て応募したんですけど
お返事がないので直接きました」
「あぁ!ごめんねぇ」


話を聞いていると
どうやらおばあちゃんはネットに疎いらしい
求人を出してくれたのは息子で
帰省してた時に出したもんだから
おばあちゃんは何も出来なかったと。

そのまま私は採用?となり
明日から来て欲しいと言われた


「何か必要な物ありますか?」
「そうだねぇ、特にはないよ」
「分かりました。では明日からお世話になります」


給料は固定で17万
福利厚生はしっかりしている
何も文句はない
週6だけど10-18時だから
会社に比べると楽すぎる
これはいい仕事を見つけた

おばあちゃんが見送ってくれ
お店を後にした
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