第10章 【芥川日常】ジローちゃんのお昼寝
「あーっ!結菜だC!ねぇねぇ、ひざ枕して?」
…なんて可愛いんでしょう…。
こてんっと首を傾げながら上目づかいで見つめてくる。
当然、断れるわけもなく、只今ひざ枕中。
まさか想い人にこんな形でいきなりひざ枕をすることになるとは思わなかった…
「んー…結菜のひざ気持ちE…。」
ゆっくりと、落ち着けるように髪を撫でてあげると、
一分もしないうちに眠りについてしまった。
……………ひま★
「えっと、確か…」
自分の鞄をあさって出したものは、化粧ポーチと髪を縛るゴム。
何をやるかって?
それはね……。
イタズラ…!