第3章 【跡部切甘】あたりまえ
景吾Side
「跡部、今日の部活なんやけど、マネージャーが風邪で休むんやって。」
昼休みになり昼食をとっていると、独特の関西弁で報告に来た。
「そうか。だったら結菜が……」
「あ、また結菜ちゃんが来てくれるん??」
「いや。各自で準備しろ。」
「…わかったわ。」
いつもなら、結菜に頼む事。
でも、今、俺の隣には結菜はいない…。
別に、寂しくはない…。
ただ、不憫なだけだ。
こんなこと、早く別の女を捕まえれば解決する。
「忍足。今日は生徒会で遅れる。」
「ん。言うとくわ。」
「頼んだ。」
だから、寂しくなんか…ねぇよ。
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