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【ヒロアカ】UAシンドローム【轟焦凍R18】

第27章 【空色】自性感情症


~Side轟~


悪いとは思う
後悔もしてる

綺麗なハイリの肌に傷を残した

例え今余裕があっても
ハイリが俺を責めることはしねぇだろう

責められるよりよっぽど痛ぇ

だが同時に
嬉しくも思う

何故ならこの痕は
なかなか消えるモンじゃねぇからだ。

いつもと同じ痕を傷の隣に並べたのは
違いを見比べたかったから

今日はいつも以上に
味わいたかった

ハイリは俺のモンだって
実感したかった

何があろうが手放してやらねぇ

その意を込めて
紅い花弁を散らしていった。


「や、ら…だめぇ…っ」


そう言ってしがみ付いてくるたびに
締め付けられる

掴んだ太腿を撫でるだけで
支える腰を掴むだけで
身体を跳ねさせ中がうねる。

こっちだって余裕はねぇ
それでも口は笑んだ。

駄目といいながら喜んでやがる
淫靡さしか読み取れない声が
狭い密室にこだまする

いつもより大きな反響に
俺の全てが滾る


ガクガクと揺さぶられながら
座らねぇ首が揺れる

震える足に呼応するように
背に深く爪が食い込んだ

好きな時にイけばいい
このまま崩れてもいい
全部受け止めてやるから。

受け止めて離さねぇ
どうしてもまだこんな卑猥なハイリを堪能したい。

崩れて欲しくて擦った最奥の壁に
抱いた身体が一層跳ねた


「ぁあっ、んぅっ…」


こんないやらしい顔しておいて
仕草が可愛いから困る

キュッとしがみ付いてかかる吐息は
喜びに震えている

果てた瞳は妖艶に
色香と声で俺を酔わす


「しょ、ぉと…ねぇっ」


ゴロゴロと菓子より甘い声でねだるなんて
全くとんだねだり上手になったモンだ

生憎焦らす余裕なんざねぇ

三日月型の唇を勢いつけて食むと
口内で小さくて甲高い喘声が零れ落ちた。

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