• テキストサイズ

【ヒロアカ】UAシンドローム【轟焦凍R18】

第14章 【琥珀色】後天性片想い


~Side轟~


(いちいち確認すんな。)


もはや掴みかかってんのか
しがみ付いてんのかわからない峰田を引きはがし、床に落とす。


わりィが
こんな奴にまで構ってるやる暇なんざ、俺にはねぇんだ。


あからさまに食ってかかってくんのは峰田だけだが
一呼吸遅れて叫びをあげた上鳴は勿論の事、他の反応は大小様々。

俺に好きな女がいることが意外なのか
それともそれがハイリだから不満なのか…

理由は人それぞれだろう。

だが


(爆豪は後者で間違いねぇんだろうな。)


背に刺さる鋭い視線を無視して
ドアに手を掛ける。

爆豪のハイリへの干渉は日に日に増していく。
その度に割って入る所為か
最近のコイツの敵意は剥き出しだ。

意図して出した本音は、間違いなく牽制。

譲る気なんざ更々ねぇ。

だからうぜぇ文句も無視せず返してんだ。



それだけだ



なのにその所為で渦中のハイリが
こんな突拍子もねぇ勘違いをする事になるとは
夢想だにしなかった。




/ 804ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp