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【ヒロアカ】UAシンドローム【轟焦凍R18】

第9章 【桜色】カレカノ依存症


~Side轟~


蕩けきったハイリの中心に
ツプと音をたてて指が埋まる。

指一本ですらキツイ
動かすのすらままならないその狭さに
フと笑みが漏れた。

身を固くしてギュッと目を閉じているハイリは
中で少し指を動かすだけで大きく背を反らす。


「やっ…っぁ…っ」


可愛すぎる反応
中は温かいどころじゃねぇ
熱くてたまんねぇ


(そうだろうとは思っていたが…)


確認せずにはいられねぇ。

胸元を這っていた舌を
鎖骨、首筋の順に這わせていく
最期に耳たぶを甘噛みして、そのまま囁く。


「なぁ、初めてか…?」


ハイリは手の甲で両目を覆い
何度も小刻みに頷き「ごめん…」と
か細い声を零した。

何に謝ってんのか全く理解できねぇ。


「謝ることじゃねぇだろ…?」

「…っんんっ…だってっ…」


「面倒でしょ?」
観念したように目を覆っていた手を顔の横に落とし
一粒の涙を零す。

何を根拠に言ってんのか

嬉しいと思うことはあっても、面倒だと思う訳がねぇ。

不安気に瞳を揺らすハイリ
さっきまでとは違う濡れた瞳に
嗜虐心を煽られた。


(やべぇな…可愛い…)


目じりの雫を舐め取り、そのまま唇を塞ぐ。
鼻から抜けるような啼き声の合間に、僅かに口を離し囁く。


「どおりで、いちいち反応が可愛いわけだ。」

「あんまり…っ言わないで…っんんっ…」


囁いてはまた塞ぐ、
舌を絡め取り吸い上げながら
指は内壁をなぞる。
部屋を満たすのは可愛い啼き声と、甘い水音だけだ。


「んんっっ……っ」


不意に関節を曲げるとピクンと大きく腰が跳ねた。
こぷ、と音をたてて溢れる蜜の音に独占欲が満たされていく。


「初めてだからか?
感度良すぎだろ…」

「ぁ…だめっ…轟くんっ…っ」


懇願にも似た瞳に、今あるのは快楽のみだ。
こんなに乱れたハイリの姿を知っているのは
俺だけ。
そう思うだけで堪らねぇ。


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