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ホワイトの恋人

第1章 東京大雪



目を閉じ少し息をつく。観念してまぶたを開き、彼女と目を合わせた。

底の知れない深い瞳がオレを捉えている。
オレはグッと、彼女に向けて腰を沈めた。

「っあぁ…」

積雪にスコップを突き立てるような、ズグリと、埋まっていく感覚。
オレの男根はアッという間に彼女の中に飲み込まれた。

前に彼女を抱いたのは3週間ほど前。年末年始休暇を利用して、北海道の祖父母の家に行った時だった。
あの時は丸1年ぶりくらいの逢瀬だったから挿入にキツさを感じたけれど、今日はまだ、彼女の中はオレの形を覚えてくれていた。
それが嬉しくて嬉しくて、オレは夢中になって腰を打ち付けた。

「あぁ、あぁあん…」

オレのエラが彼女の内壁をかき分け、抉りこむ。ああ、彼女の中を、すっかりオレの形にしてしまいたい。

どこまでも冷たいヒダがオレの男根を包み込む。冷気でビリビリと痛みを感じるくらいだ。でもこれが彼女の体だ。オレは今、彼女の体を感じているんだ。

オレの先端が彼女の最奥をずんずんと突く。彼女はその度に高い声を上げた。

奥へ、奥へと腰を深く押し付ける。彼女も手足をオレに絡ませ、もっと、もっととねだってきた。まるで氷の鎖に絡まれたみたいだ。
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