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黒い薔薇(ごちゃ混ぜ短編集
第7章 今宵の月に【太宰治】
詩乃side
だ、太宰さんったら
いきなり何てことを言ってるのよ!
そ、そりゃ私は太宰さんのこと好きだけど
こ、心の準備がっ!
思い出すだけで恥ずかしい!
あーもう!
どうしよ顔あっついし
かっこよかったなぁ太宰さん
たまには流されてあげようかな
ふふっと笑いをこぼすと
突然抱き締められて
『な!なんですか!』
治「上機嫌だね?何か嬉しい事でも有ったのかい?」
いつの間に!
『べ、別になんでもないです!』
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