第15章 しょうらいのゆめは

充分すぎるほどに潤った場所に、ソレがゆっくりと挿入ってくる…。
久々だからか、入り口が開いていく感覚。
少し痛くて、短く呻く。
押し広げられて、体内が圧迫されていく。
根元まで入ると痒いところに手が届いたかのような気持ちよさ。
「はぁぁ…」
熱さがお腹にじんとくる。
敏感になってるナカはひくひくと動くソレを感じとり、思わずきゅっと力が入った。
「あっ…」
繋心さんは耳元で、くくっと喉で笑った。
「そんなに待ち遠しかったかよ」
「んっ……」
耳をそっと噛まれると、お腹がじゅんとますます熱くなる。
変な声が出そうなので、返事は頷くだけしか出来ない。
離れてた身体がゆっくりとまた密着していく。
より深く繋がっていく快感に抗えず、また身震いがした。
また回された手が傷を一つ一つ撫でていく。
「…あっ、あっ、だ、だめ…っ」
「守りたかったな…これからは、俺が…」
これは私の罰。
そう言いたかったけれど、嫌われるのが怖くて言えなかった。
ぐっと引き寄せられると、膝の上に股がる形になった。
刺さっている楔が余計奥に突き刺さる。
「ぁああああっ！！」
半分悲鳴の声が自ずと出た。
腰が前後に揺らされると、的確に私の好きなトコロが当たる。
あまりの快感に涙が流れた。
「んぁっ！ああっ…、うぁあ、あっ、あぁっ」
きゅっと繋心さんの首に腕を回して、胸板に飛び込むと少し大きくなったように感じる。
「はぁっ、繋心さん…っ」
ますます激しく揺さぶられると、もう頭は真っ白になる。
「あっ、あ！も、もう、いっ…！！」
奥の入り口に先端があたる。
ごりごりと開かせようと腰を回されると、呆気なく天を仰いで達した。
くたっと身体に力が抜けていく。
また身体が密着するといい知れぬ幸福感に頬が緩む。