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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第14章 あこがれ


眩しい朝日で目が覚めた。
着替えて布団を畳むと、既に誰もいなかった。
ちゃぶ台に用意された朝御飯を一人食べて、全員分の皿を洗って支度する。
いつもののんびりした朝。
そこに罵声も怒声もない。
脅威になる存在もいない。
「あと何回生まれ変わったら、こんな平和な朝にたどり着けるのかしら…」
きっと私の前世は大悪党だったに違いない。
そして今も……なんて、もう一人の自分が言う。
色つきの保湿リップを塗って、鞄を持ち上げた。
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