第101章 【番外編】健康で健全な牽制
当たり前だけど、繋心さんは帰宅部の私より遥かに体力がある。
私も調子が良ければ…
(調子がいいって…なにかしら…)
3回目くらいまではなんとかなる。
でも今日みたいな激しい日は、申し訳ないことにすぐに寝てしまって…。
ふわふわと微睡んでしまい、起きたときには湯船だった。
丁寧に洗っていただいた挙げ句、髪も乾かしてもらっていて、最後にちゃんと水分を飲ませるのも忘れない。
「疲れてるのに…ごめんなさい…」
「無理させたな…」
と優しく言われて胸がきゅっと切なくなる。
煙草のにおいが更に寂しくさせていく。
「もう一回、しますか…?」
と甘えて聞くと遠慮すると返されてしまった。