第77章 【番外編】甘えて欲しい

もうすっかり濡れてしまっていて、滑りもあるからか、指での刺激で簡単に達することができる。
「ふぁぁあ…っ」
そこへの刺激も、ナカを浅く引っ掻く感触も、気持ちいい。
「ぁあっ、や、おく、おくもぉ…っ！！」
きゅっと手を引いて、長い指が、私の弱いトコロに当たる。
「んんんぅー！！！」
くちゃくちゃと水の音が部屋に広がり、涙目になりながら私はその刺激に耐える。
いつもされているみたいに、ソコに宛てたまま、掻き回されるように動かされた。
「い、いっちゃ…っ！！！」
びゅく、っと身体が反応するのと同時に、床に水溜まりができる。
「はぁ、あっ…」
まだ余韻が止まらないというのに、また同じ動き。
「やぁあっ！！いってるからぁ……！！」
私の言葉は届いていないみたいに、何回も迎えさせられる。
「はぁっ、あっ、ぅ…っ」
爪先が空を切るように反応する。
「も、も、いれて…っ、ください、はやく…」
つぷ、と音と共に、身体が急な圧迫感に襲われる。
「っぁあっ」
何かにすがりたくて、目の前のシャツに爪を立てる。
「…ぅ、あぅ……っ！」
急に、繋心さんがむくりと起きて、いつもの悪戯っぽい顔になる。
「ふえ…っ！？」