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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第68章 【番外編】泡沫のクリオネ




「やぁあっ!ふぁ、ね、かお、あっ!かおみたい……っ」
何度懇願してもその言葉を無視され、後ろからずっと突かれている。
穿つ刃があまりにも痛く気持ちよく、あっという間に波に呑まれそうになる。
「いやぁぁあ…!!」
シーツを握るしかない手が、ただ虚しい。
そうじゃないのに。
この腕に、全身で、その温もりが味わいたいのに。
さっきまで冷えた身体が、余計に凍えて、心まで凍ってしまいそう。
「お、おねがい…っ、も、うしろ……んぅ、はぁぁ…!」
ただ、掌はずっと、傷を労るように撫でてくれる。
いつもしてくれる以上に、ずっと優しく。
段々そこが感じるようになりそうなほど、じんじんとその熱さが下腹部を刺激するようになる。
「あ、い…っ、ひぁぁ…!」
その間もナカを掻き乱すように暴れられ、ひっきりなしに私のだらしない声が出てしまう。
「ふぁあああああっ!!」
燃えるようにお腹の奥が熱くなると、目の前が真っ白になった。
皮膚は優しく、体内は激しく弄ばれ、私の脳内ではもう処理できないほどの快感が巡る。
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