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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第65章 【番外編】極夜


目を伏せると、まだ思い出せる触れそうな小さな手。
額にエコー写真を入れ、ガラスケースに入れ、造花を一緒に詰めた。
私しか知らない、私だけの宝物が出来た。
きっと、私は一生自分が許せないだろう。
自分勝手な決断をしてしまったこと。
それでも、この小さな命の分まで、背負った二人の分まで、きちんと生きなきゃと、改めて決意した。
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