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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第64章 【番外編】狭い小さな檻


夏本番直前だと言うのに、アパートの備え付けのエアコンは、うんともすんとも言わなくなった。
手元のリモコンには、確かに『冷房26℃』と表記されているはずなのに、いつまでたっても部屋は蒸し暑い。
管理会社に電話をし、修理を依頼したが、
「すみません、現在すぐに伺える者がおりません…。
今週の日曜でよろしいですか?」
との返答。
日曜まであと5日もあるじゃねえか、と文句を言いながら渋々承諾をする。
残念ながら暫くはこれを耐えるしかないようだ。
「仕方ねえな…日曜まで実家で過ごすか…」
熱中症になっても困るし、家事の負担も少しは減るだろうし、そう提案した。
「そしたら…私も久々におじさまの家に帰ろうかなぁ?」
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