第3章 背中と甘酒
ゆっくり歯列をなぞると、るるの肩がひくひくと跳ねた。
「あっ、はっ」
「ここでそんなに感じてんじゃ、最後まで持たないぜ?」
くくっと押し殺して笑うと、るるは恥ずかしそうに睫毛を揺らす。
湿った睫毛は黒く艶めいて、余計に色っぽく感じた。
俺の手から少し溢れるくらいの胸をきゅっと揉んでいく。
びくびくと身体が反応するのが可愛くて、背中に電流が流れる。
るるの背に覆い被さると、彼女はまた恐怖でガチガチと歯を鳴らす。
「ひやぁぁっ!!やだ、やだぁっ!!」
「俺が、俺がその傷、治してやるから」
低く掠れた声で話しかけると、背中についた痛々しい傷を一つずつ舐め上げる。
「ひやっ、あっあっ!」
くすぐったいのかひくひくと身体を震わせる。
それと同時に恐怖に抗うように、背中に力を入れていた。
「あっ、は、んぁ…」
段々と悲鳴が甘い声に変わっていく。
腰を持ち上げるとナカに指を1本いれてみる。
太腿まで垂れている蜜のお陰ですんなりと受け入れてくれる。
「んぁぁあっ!!」
鼻にかかった甘い声が俺の下半身に直接響く。
「バカ……声抑えろ……っ」
焦らすことも出来ず数を増やし、ナカを刺激する。
「あっあああっ!!
繋心さんっけ、あっ、なん、か!
なんかキちゃぅうっ!!」
ひくっとナカが痙攣すると、水音が一気に響き、噴水のように飛沫をあげた。
「はっ、そんなによかったか?」
「はぁっ!はあっ!!」
痙攣する身体をベッドに押さえつけて、我慢しきれなくなった自分を急いで納める。
ぬるっとすんなり入ったそこは、ざらざらとした壁が吸い付いてきて限りなく気持ちいい。
「あっあん……やらぁっあっ、おっきぃぃ…!!」
きゅうっと締められ、すぐに出してしまいそうな衝動を抑え込む。
「や、めろ……イッちまうだろ……」
「はぁぁっ、ご、ごめんなさ、あっ、あっ、け、しんさん、こわ、こわいっのぉ…!!」