第28章 【番外編】見せたくないし見られたくないし
繋心さんは驚いたのか、目を大きくして止まっていた。
「怒る、わけない……!」
「きゃううぅ!」
突然再開される律動。
「あっ、だめ、また、またこわれちゃうっ!!」
ぬちゃぬちゃと、お互いのものが混じり合う音。
「ああぁぁぁん!」
「るる…!」
名前を掠れた声で呼ばれるだけで頭が沸騰しそうだ。
「はぁ、クソ、足りねえ…」
「んっ、いっぱいシて、出して…」
「煽んなバカ…!」
綿に包まれるような幸せ。
きゅっと背中に回す力を強めると、中にどくっとまた注がれる。
お互いの意識がなくなるまで、私たちは愛し合った。