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まったりの向こう側

第3章 T Of A story



「あぁ~、眼鏡が…それに部屋もべっちゃべちゃだ」

「ここにリヴァイがいなくてよかったな…」


思わずおばあさんが素に戻ってしまう程の凄い状況、綺麗にするには一体どれだけかかるのやら。


「っと、そうだ。桃太郎、これに着替え、て、アレ?」

「どうした?……っ!!」


爆発した桃の残骸の中心、そこにはなんと、テルマエ○マエよろしく全裸の成人男性が素敵なポージングで佇んでいました。


「これは一体どういうことだ…。ナナバは何処に!?」

「なるほど。このガタイなら、桃も大きくないと入ってられないよね」
「にしても、中身が男でも全裸なのは変わらず、か…」





「いやぁ、それにしても、リヴァイの言ったとおりだ!」


何がですか?


「いい眺め、だよ。中々見る機会もないからさ。ラッキーだよコレは!」


ちょ、何を、言ってるんですか…?

って、じっくり観察しないでください!メモってる場合じゃないです!
分隊長、貴方は仮にも女性ですよ!?何考えてるんですか!?


「仮とは失敬な!ま、それはそれとして…」
「観察出来るモノは観察しておかないとね?ナニが何に役に立つかわからないし?」


「今それはどうでもいい。ナナバは何処だ…」


お、おばあさんは虚ろな目で静かに呟きました。(団長、気を確かに…!)


「確か、身長だか指の長さだかに比例するって聞いたことがあるんだけどさ。モブリット的にはどう?」


はぁっ!?何言ってるんですか!!!
そんな事よりミケ分隊長に服を着せてください!イロイロとまずいです!
(ぐすっ…。もうやだ…帰りたい…)


「モブリット」


は、はい!
お呼びでしょうか団長、じゃなくておばあさん!


「端折れ」


畏まりました!!!
(やった、終われる!)



なんやかんやあり、無事に鬼を退治した桃太郎。
すごい!

この国はもんのすご~~~く、平和になりました。
よかった!





おしまいっ!!!!!




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