第3章 T Of A story
ここは自然豊かな山の中。
清んだ川の程近くにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
「改めて確認するが、桃の中にはナナバがいるんだな?」
金髪のおばあさんはとても真剣な眼差しで、茶髪のおじいさんへと尋ねます。
「うん、今回はそうみたいだよ」
豆腐の味噌汁をすすりながら、おじいさんは答えます。
「そうそう、桃の中では服着てないみたいでね。いい眺めだって、リヴァイ言ってたなぁ」
がたっ!!!
「行ってくる…!」
食べ掛けの朝餉もそのままに、おばあさんは急いで川へ洗濯に出掛けました。
「あれ、大変、だったかな…?」
「ま、どっちでもいっか!」