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まったりの向こう側

第3章 T Of A story



「どうだ」

「お風呂に入って温まったせいか、もうぐっすり」

「…そうか」


二人の目の前、桃から産まれた彼女はすやすやと気持ちよさそうに寝息を立てています。


「ふふ、可愛い」
「こうしてると、親子みたい?なんて」

「ほう…」










「モブリット」


あ、はい。
なんでしょうか?
(いいのかな、俺でてきちゃって…)


「台本を置け」


へ?


「ここから先は、こっちでやる」


はい。では…
(どうするんだろう。ちょっとドキドキするな)





「ナナバよ」

「なんでしょう」

「ガキは一人でいいのか」


(あ、ちょ、兵長はなんでじりじり迫ってるの…!)


「もう一人くらい、欲しくはないか」

「あぁ、まぁ…。一人っ子もいいですが、兄弟というのもそれはそれでいいかなぁ…」

「だったら話は早い」


(あぁぁぁぁあ!なんで押し倒してるの!?)


「あの」

「少し大人しくしてろ。すぐに終わる」

「…"早い"んだ…」

「何か言ったか」

「さぁ…?」



(なんで普通に会話してるんだあぁぁあああ!!!)




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