• テキストサイズ

一人だけど、独りじゃない

第2章 学校へ行こう


嬉しそうにニコニコと笑いながら、此方をみる創一郎にすかさずツッコミを入れる在音。
そんな在音をスルーしてうなづく泉。

「あぁ、なるほど。そうですね」

まさかの相槌に驚く在音

『泉さんまで何を?!』
「よく考えてみてください。現状、あなたに関する情報も少なければ、あなたが持つこの世界の情報も少ない。それはわかりますよね?」
『…はい』
「それを解決させる方法は、他者との関わりや組織、団体。コミュニティへの加入だと思われます。」
『確かに。』
「そこで、あなたに以前の世界と同じ様に、お仕事をしてもらうには、あまりにも見た目が若返り過ぎています。」
『おっおぉ…』

泉の説明に確かに、とうなづいていた在音は、最後の言葉で押し黙る。

「それに、泉さんの調査によると、今の君は16〜17歳という結果が出た。世間の16〜17歳はこの世界では学校に通うものです。それとも君の世界では学校に通っていなかったのですか??」

綺麗な笑顔を浮かべ、両サイドから追い込んでいく様な事を言う創一郎。

ぐぅのねも出ない。

そして、名瀬の力を借りて、長月市高校への転入手続きを済ませ、冒頭のシーンへと戻るのである。
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp