第3章 受験必勝法
あれから月日も経って、私たちは、高校で2年生になった
お陰さまで、仲は良好
1年、2年と同じクラスにもなれた
賢二郎は努力の結果なのか、2年でスタメンに入っていた。そして、スタメンの中で唯一、一般入試で入った生徒でもあった
また、太一とも仲良くなったので、3人でつるむことも多くなった。その時間がとても楽しい
「賢二郎~、テーピング取れてきてるでしょ?」
白布「あぁ、うん...ありがと。」
太一「春華~、ドリンク、プリーズミー」
「ヒア ユワァ」
太一「テンキュー」
「ユワァ ウェルカム」
白布「何言ってんの...?」
あと、私は賢二郎の勧めで、バレー部のマネージャーをしている。部活をしようとしてた訳でも無かったので、軽くオーケーしたのだ
五色「白布先輩!俺がエースだってこと、ちゃんと見ててくださいッ!」
白布「もう、いいから、さっさと練習戻れ」
五色「何でですかッ!」
またいつものをやってる...
賢二郎も、嫌そうな顔してんな~。アハハ...
白布「春華、はい、ありがと」
「あ、はーい」
テーピングをし終えた賢二郎は私にテーピングセットを渡してきた
私はソレを受け取り、救急箱の中にしまった
白布「それに、お前、今月期末だろ。成績大丈夫なのかよ」
五色「う"ッ!そ、それはッ!池田先輩に教えてもらいます!」
「えっ、私?」
いきなり、巻き込まれた
五色は"だって、池田先輩って試験で来たから、頭良いんですよね!"と元気に聞いてくる
「わ、悪くはないと思うけど.....」
とっさに答えてしまう
覚「うッわー...ツトム詰んだネ」
牛島「...?あぁ」
すると、賢二郎が五色を睨みつけてこう言った
白布「...お前にはもう、トス上げない...」
五色「ええ!何でそうなるんですかッ!?」
賢二郎は、どこか拗ねたように練習に戻ってしまった
あららー
私はその光景を見て、苦笑いをする